2011年01月
大垣ダッシュ
1月8日東京駅発大垣行夜行列車『ムーンライトながら』に私は乗車して西へ向かった。
青春18きっぷを日付がかわってから利用する。
日付がかわるのは小田原駅。我が家のある池袋からJRで向かうと1500円以上かかってしまうが新宿から小田急を利用すると1000円で小田原まで行くことができる。私は新宿へ向かった。新宿駅小田急線ホームは家路をたどる人たちがたくさんいたが私が乗る急行は次発なのでホームのいちばん前に立つことができた。
やがて小田原行急行が来て反対側のドアから乗ってきた人を降ろしたのちドアが開き乗車した。
新宿から小田原までは約1時間半。前日から全然寝ていなかったので小田原まで眠る予定だったが空腹のせいでまったく眠れなかった。
小田原に着いたのは24時をまわってすぐだった。
小田原にムーンライトながらが来るのは24時半。それまでに食事をしたかったので駅前のコンビニへ向かった。今月は少々金欠気味なので買ったのはパン一つと缶コーヒー。
駅に戻り東日本旅客鉄道横浜支社管轄の小田原駅の有人改札で青春18切符に日付を入れてもらって改札内に入った。
やがて183系車両のムーンライトながらがやってきた。私の座席は7号車の7番。ラッキー7で良いことがあることを期待し椅子に座った。
電車は西へ向かって動きだした。
食事をしたのになぜか眠れないので風景印を押してもらうのに持参してきたはがきに我が家の住所を書き続けた。
沼津に着いたころに眠くなったので筆ペンをおいてうつ伏せで寝た。
私はリクライニングシートを傾けても上手に眠れない。小学生の頃は毎日椅子に座ってうつ伏せで寝ていたのでこっちのほうが寝やすい。
徐々に意識はなくなっていった。
気が付いた。電車は浜松に付いたところだ。この駅で20分くらい停車する。以前は下車して近くのコンビニで買い食いしていたことがあったがケチりたいので乗ったままでいた。
何もすることもないのでもう一度寝よう…
気が付いたら共和だった。
運転停車で停まっているのだが結構長い。まだ時間的に早いのだ。こんなに早く着いて時間をつぶしているくらいなら東京を出る時刻を昔に戻して横浜で日付がかわってほしい。
東日本旅客鉄道の運賃収入の問題とかで無理なのかなぁ…
でも小田急に人が流れちゃ…とも思うが。
そう思っているうちに共和を出た。少しして熱田にも運転停車した。約20分停車したのち動きだした。
名古屋で降りる人も結構いた。でもほとんどは大垣ダッシュに参加する。
名古屋の次は岐阜でその次が終点大垣。尾張一宮と穂積には停車しないのね。
定期の頃に比べてずいぶんと停車駅が減ったものだ。
私は岐阜に着く少し前に席を立った。7号車からでは大垣ダッシュに不利だ。
なぜなら快速ムーンライトながらが停車するのは1番線。接続列車が停まっているのは階段を上がり橋を渡った2番線。階段に近いほうが有利なのだ。
私は3号車の後ろまで足をすすめた。
やはり先客がいる。しかも随分と…私が現役バリバリで活躍していた時代はここまで人はいなかったが今では大垣ダッシュは人気のスポーツになっているのか?
それでもこれくらいの人数なら楽に追い抜けると確信していた。
穂積を通過し私の心搏数はかなり上がっていた。
この勝負、負けられん
快速ムーンライトながらは徐々にスピードを落としはじめ長い旅に終わりをつげようとしていた。
その時3号車の後ろでは熾烈なポジション争いが繰り広げられていた。
373系とは違い183系の一枚扉ではスムーズに降りることは不可能なのである。我先にと扉に張りついて待機している。
大垣駅のホームが見えた。
それはマリオカートにたとえると最初の信号が点灯したと同じだ。
快速ムーンライトながらが完全に停車した。
それはマリオカートにたとえると二つ目の信号が点灯したのと同じだ。
停車してから扉が開くまでに少し間がある。
それはマリオカート64にたとえるとここでアクセルを入れてスタートダッシュをするタイミングと同じだ。
ここで力を入れるタイミングを間違えるとドアが開いてすぐこける。
ドアが開いた!
それはマリオカートにたとえると青信号と同じだ。
各人一斉にスタート!
スタートしてすぐ右に90度曲がって一直線に階段を目指す!ここでいかに人を捌きながら前に出ることができるかが重要だ。
一歩間違えれば足を踏み外して階段を転げ落ちて脱落する。
階段を上り切っても油断をしてはいけないこの次は下り階段だ。
一歩間違えれば足を踏み外せば転げ落ちて普通に進より下りるのが速いが痛くてもう少しで座席という名のゴールがあるのに動けず脱落する可能性もある。
私は階段が得意なので2段飛ばしで上がり2段飛ばしで下がり座席という名のゴールにたどり着いた。
もう、ゴールしてもいいよね
ゴールしたらあかん!まだ旅は始まったばかりやんか!
そう、各人にはそれぞれの旅がある。大垣まで一緒に来たに過ぎないのである
私はここから三ノ宮に向かう。
旅はまだ続く…
青春18きっぷを日付がかわってから利用する。
日付がかわるのは小田原駅。我が家のある池袋からJRで向かうと1500円以上かかってしまうが新宿から小田急を利用すると1000円で小田原まで行くことができる。私は新宿へ向かった。新宿駅小田急線ホームは家路をたどる人たちがたくさんいたが私が乗る急行は次発なのでホームのいちばん前に立つことができた。
やがて小田原行急行が来て反対側のドアから乗ってきた人を降ろしたのちドアが開き乗車した。
新宿から小田原までは約1時間半。前日から全然寝ていなかったので小田原まで眠る予定だったが空腹のせいでまったく眠れなかった。
小田原に着いたのは24時をまわってすぐだった。
小田原にムーンライトながらが来るのは24時半。それまでに食事をしたかったので駅前のコンビニへ向かった。今月は少々金欠気味なので買ったのはパン一つと缶コーヒー。
駅に戻り東日本旅客鉄道横浜支社管轄の小田原駅の有人改札で青春18切符に日付を入れてもらって改札内に入った。
やがて183系車両のムーンライトながらがやってきた。私の座席は7号車の7番。ラッキー7で良いことがあることを期待し椅子に座った。
電車は西へ向かって動きだした。
食事をしたのになぜか眠れないので風景印を押してもらうのに持参してきたはがきに我が家の住所を書き続けた。
沼津に着いたころに眠くなったので筆ペンをおいてうつ伏せで寝た。
私はリクライニングシートを傾けても上手に眠れない。小学生の頃は毎日椅子に座ってうつ伏せで寝ていたのでこっちのほうが寝やすい。
徐々に意識はなくなっていった。
気が付いた。電車は浜松に付いたところだ。この駅で20分くらい停車する。以前は下車して近くのコンビニで買い食いしていたことがあったがケチりたいので乗ったままでいた。
何もすることもないのでもう一度寝よう…
気が付いたら共和だった。
運転停車で停まっているのだが結構長い。まだ時間的に早いのだ。こんなに早く着いて時間をつぶしているくらいなら東京を出る時刻を昔に戻して横浜で日付がかわってほしい。
東日本旅客鉄道の運賃収入の問題とかで無理なのかなぁ…
でも小田急に人が流れちゃ…とも思うが。
そう思っているうちに共和を出た。少しして熱田にも運転停車した。約20分停車したのち動きだした。
名古屋で降りる人も結構いた。でもほとんどは大垣ダッシュに参加する。
名古屋の次は岐阜でその次が終点大垣。尾張一宮と穂積には停車しないのね。
定期の頃に比べてずいぶんと停車駅が減ったものだ。
私は岐阜に着く少し前に席を立った。7号車からでは大垣ダッシュに不利だ。
なぜなら快速ムーンライトながらが停車するのは1番線。接続列車が停まっているのは階段を上がり橋を渡った2番線。階段に近いほうが有利なのだ。
私は3号車の後ろまで足をすすめた。
やはり先客がいる。しかも随分と…私が現役バリバリで活躍していた時代はここまで人はいなかったが今では大垣ダッシュは人気のスポーツになっているのか?
それでもこれくらいの人数なら楽に追い抜けると確信していた。
穂積を通過し私の心搏数はかなり上がっていた。
この勝負、負けられん
快速ムーンライトながらは徐々にスピードを落としはじめ長い旅に終わりをつげようとしていた。
その時3号車の後ろでは熾烈なポジション争いが繰り広げられていた。
373系とは違い183系の一枚扉ではスムーズに降りることは不可能なのである。我先にと扉に張りついて待機している。
大垣駅のホームが見えた。
それはマリオカートにたとえると最初の信号が点灯したと同じだ。
快速ムーンライトながらが完全に停車した。
それはマリオカートにたとえると二つ目の信号が点灯したのと同じだ。
停車してから扉が開くまでに少し間がある。
それはマリオカート64にたとえるとここでアクセルを入れてスタートダッシュをするタイミングと同じだ。
ここで力を入れるタイミングを間違えるとドアが開いてすぐこける。
ドアが開いた!
それはマリオカートにたとえると青信号と同じだ。
各人一斉にスタート!
スタートしてすぐ右に90度曲がって一直線に階段を目指す!ここでいかに人を捌きながら前に出ることができるかが重要だ。
一歩間違えれば足を踏み外して階段を転げ落ちて脱落する。
階段を上り切っても油断をしてはいけないこの次は下り階段だ。
一歩間違えれば足を踏み外せば転げ落ちて普通に進より下りるのが速いが痛くてもう少しで座席という名のゴールがあるのに動けず脱落する可能性もある。
私は階段が得意なので2段飛ばしで上がり2段飛ばしで下がり座席という名のゴールにたどり着いた。
もう、ゴールしてもいいよね
ゴールしたらあかん!まだ旅は始まったばかりやんか!
そう、各人にはそれぞれの旅がある。大垣まで一緒に来たに過ぎないのである
私はここから三ノ宮に向かう。
旅はまだ続く…